5月21日に行われた平成27年度第1回学習会は美術館見学でした。7名で2台の車に分乗し、苫小牧市美術博物館へ。
3年前にそれまでの旧博物館に美術館スペースを増築して開館した愛称あみゅーでは旭川市彫刻美術館所蔵作品による日本近現代彫刻名品選が開催中。細谷学芸員の丁寧な解説を伺いながら50点の出品作を鑑賞。
セクション1のロダン《ジャン・デールの裸体習作》はロダンの代表作《カレーの市民》の一人を取り上げて作られたもので、着衣の人物をあえて裸体で作り上げたと言います。人体リアリティーへのロダンのこだわりが良くわかりました。
最終セクションには本郷新の《山内壮夫像》と山内壮夫の《隼の像Ⅰ》が並び、制作の模様まで目に浮かぶようです。
改修工事中の旭川彫刻美術館から運び込まれた名品の数々を堪能した後、常設展示の博物館スペースへ・・・ただ見るだけではわからない、土器の展示や丸木舟などを館長から詳しくご説明頂き、こちらも貴重な体験でした
友の会では10月にバス旅行で改めて苫小牧方面を訪問予定です。元苫小牧市役所職員の高橋徹さんを交えて、創業96年になる洋食屋さんで昼食を摂りながらの事前調査を兼ねた学習会・・・とても充実した一日でした。